人生に疲れてしまった・・・。そんな時、救いになるのが映画です。

ただ、キャッチコピーをみるとすごく良さそうなのに、実際に映画を見てみると「・・・」なんてことはよくあります。

kazu

きっと前を向ける映画「はじまりのうた」をご紹介します。

※3分ほどで読み終わる記事です。この記事を読むと「はじまりのうた」とジョン・カーニー監督の関連作品がわかります。

記事を書いているのは…

元劇団四季、テーマパークダンサー。舞台、特にバレエを観に行くのが大好きで、年間100公演観に行った記録あり。劇場が大好きで、ひとり映画も大好きです。最近は便利すぎてAmazon Primeで映像みまくっています。

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口コミサイト高評価

全米でわずか5館ではじまったこの映画。口コミで人気を博し1,300館にまで広がったという映画です。

はじまりのうたの口コミ評価

Yahoo! JAPAN 映画 より

口コミサイトでは高評価です。

評価されている点

人生再生の物語
素晴らしい音楽
ジョン・カーニー監督
豪華俳優陣 

20代と40代が人生に行き詰まった映画

はじまりのうた

あらすじ

メジャーデビューするミュージシャンのデイブ(アダム・レヴィーン)と彼女であるグレタ(キーラ・ナイトレイ)が、イギリスからニューヨークにやってきます。シンガーソングライターでもあるグレタですが、デイブに裏切られてしまいます。失意の中ライブハウスで無理やり歌うことに…。

昔はブイブイ言わせていたのに、今はその影もない音楽プロデューサーのダン(マーク・ラファロ)。今日もいいことがなくフラフラ。そんな時入ったライブハウスで、グレタの歌を偶然聞きます。彼女の持つ歌の深さに感動するダン。

ここからグレタとダンのメジャーデビューへの道がスタートします。本来ならば、スタジオで収録するのですが、ダンにはその手立てがありません。そこでとっさに思いついたのが、ニューヨークの街に流れる環境音も含めてCDにしてしまうこと。

さまざまな問題を抱えた人たちが集まり、CD制作がスタートします。音楽がイキイキと生まれる様子が描かれます。ダンの家族をも巻き込みなんとかCDが完成。

どん底からの復活!

原題は「Begin Again」。日本語にすると「再び始める」。

この訳の通り、どん底から復活する話です。若い時期に挫折を経験し臆病になってしまうこともあれば、歳をとってから挫折し再起不能になってしまうこともあります。

この映画は主人公が二人。中年の男性(マーク・ラファロ)と、若い女性(キーラ・ナイトレイ)。二人とも人生に行き詰っています。世代が違うふたりの共通点は、音楽のみ。音楽という共通点を使って、ふたりが人生を理解しあい、人生の再生に向かっていきます。

心が弱っているときに見ると、何気ないシーンでも涙がツーっとこぼれてしまう作品です。「人生はいつからでもやり直しがきく」ということを教えてくれる映画です。

素晴らしい音楽

この映画のメインは、街中でのレコーディング。この創作過程が、とてもクリエイティブで、情熱にあふれています。まるでドキュメンタリーを観ているよう。

kazu

スタジオでなく、ニューヨークで実際に撮影しているのもとてもイイ!!

この創作過程をみているだけでニヤニヤしてしまいます。作品を生み出す瞬間がイキイキと描かれていて、見ながらワクワクしちゃいます。

またマルーン5のボーカルであるアダム・レヴィーンが映画に参加し、歌声も披露しています!!

本物のスターが入ることで、映画がかなり引き締まっています。

プレイリストを見れば性格がわかる!

キーラ・ナイトレイとマーク・ラファロがお互いを理解するために、スプリッターという「イヤホンジャックを二又に分ける機械」で一緒に音楽を聴くというシーンがあります。

不思議なもので、音楽の好みがわかると、なんとなく相手のことを理解することができます。

kazu

その分、恥ずかしいんですが…。

プレイリストを教え合うシーンは大きなポイントです。本棚を覗かれるような恥ずかしさがありつつも、お互いに音楽の好みをシェアします。ふたりの距離が一気に近づいていきます。

そんな時マーク・ラファロがポツリとこんなセリフを。

「音楽があるとつまらない景色が光り輝く」
「年をとるとその瞬間が見つかりづらくなる」

20代は40代の苦労はわからないし、40代は20代のころに持っていた「何事にも新鮮な気持ち」が失われてしまっています。もちろん完璧に理解はできません。でもお互いに歩み寄ることはできます。

歩み寄ることで、ふたりの人生を取り戻すために必要な要素がどんどん揃っていきます。

スプリッターで音楽を共有しあうふたりの動画です。↓

歌っているのはキーラ・ナイトレイ。


Keira Knightley | “Tell Me If You Wanna Go Home” (Begin Again Soundtrack) 

内容を知っているとこのたった4分の動画でさえ涙がちょちょぎれます。

ジョン・カーニー監督

監督のジョン・カーニーは「音楽をテーマにした映画を撮らせたら右に出るものはいない」というほど評価が高いです。

特に「ワンス ダブリンの街角で」「はじまりのうた」「シング・ストリート」の3本は音楽をテーマにした3部作と呼ばれ、映画だけでなくサントラの評判も極めて高い作品です。

「ワンス ダブリンの街角で」は、ミュージカルにもなっています。2012年のトニー賞では、11部門にノミネートされ、ミュージカル作品賞、ミュージカル脚本賞を含む8部門で受賞しました。

ブロードウェイのミュージカルは派手な演出がつきものですが、この作品はその真逆です。おおがかりなセットがあるわけでなく、派手な衣装も、衣装替えすらありません。楽器の奏者たちがそのまま演技をし、楽器も弾きます。俳優の演技と音楽を純粋に楽しむ作品になっています。

kazu

舞台版の方が映画版よりも好きかもしれません。

ブロードウェイ版も来日版も観ましたが、大好きな作品です!!

「はじまりのうた」もおおがかりなセットを組むわけではなく、純粋に音楽と俳優陣の演技を楽しめる作品となっています。

豪華俳優陣

ジョン・カーニー監督の作品はダブリンが舞台のことが多く、あまり有名人が起用されていません。ですが今回の「はじまりのうた」では、キーラ・ナイトレイ、マーク・ラファロに加え、演技初挑戦ながらマルーン5のボーカルであるアダム・レヴィーンが起用されています。

キーラ・ナイトレイとマーク・ラファロのやりとりがすごく軽快でかつ、心にずっしりくるシーンもたくさんあります。マーク・ラファロのダメ親父っぷりが本当に笑えます。平気で娘に「金貸してくれ・・・」と言っちゃう感じ・・・。

ジョン・カーニーは「はじまりのうた」でハリウッド進出したので、このままハリウッドに残るかと思いきや「シング・ストリート」では地元ダブリンに舞台を戻します。

そして映画公開から3年後、「キーラ・ナイトレイに取り巻きがたくさんいたせいで満足な仕事ができなかった」と監督がインタビューで答えてしまいます…。ハリウッドへの恨み節ですね。その後、撤回謝罪をしました。

監督の発言はちょっと残念ではありますが、生きてりゃそんなこと言いたくなる時もあります。けっこう叩かれてしまったのですが、映画同様「やり直し」がきくはずです。許してあげましょう!!

「はじまりのうた」はAmazon Primeに入っていると無料で見ることができます。

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モダン・ラブ ~今日もNYの街角で~

実はハリウッドとすったもんだあったジョン・カーニー監督が再びハリウッドに戻ってきました。Amazon Primeのオリジナルシリーズのドラマ「モダン・ラブ ~今日もNYの街角で~」です。

1話30分の作品で全8話です。どの話もコンパクトなのにズシリと響く作品です。3話にアン・ハサウェイが出演していることで日本でも話題になりました。

有名な俳優がたくさん出演していて、音楽界からはエド・シーランが登場しています。

とってもおもしろいんですが、ひとつ注意点があります。最終話は絶対に最後に見るべし!!

そしてAmazon Primeでしか見れません。

「はじまりのうた」に合わせてぜひチェックしてみてください!!

kazu

今回は、ジョン・カーニー監督の「はじまりのうた」をご紹介しました。
ありがとうございました。