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脱毛の光を照射した瞬間なにが起こってるの??

脱毛の瞬間をとらえた映像をぜひ紹介したいと思い、この記事を書いています。レーザー脱毛のスーパースローカメラの映像がyoutubeにアップされています。

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科学的に分析しているチャンネルで再生回数は600万回。一見の価値アリです!

※5分ほどで読み終わる記事です。レーザー脱毛や光脱毛のメカニズムがより理解できるようになります。

記事を書いているのは・・・

僕は資格を取得し自分でもサロンを運営しています。サロンの運営をしながらも数多くのサロンに足を運び研究しています。

レーザー脱毛のスーパースロー映像

物理系YouTuber “Veritasium”

アメリカのYouTuberである「Veritasiumさん」の映像をご紹介します。物理を扱うチャンネルで、レーザー脱毛を科学的に紹介した回があります。

動画は一番下にあります。

まずは、この動画のまとめと、意訳を先にご紹介します。

動画をご紹介

レーザー脱毛が実際にどういう風に体毛や毛根に作用するのか、スーパースローカメラでとらえています。

動画は一番最後に載せています。わかりやすいように秒数カウントとその翻訳(意訳)と解説をのせています。

本来、レーザー脱毛は下準備として体毛を剃る必要があります。ですが、映像では体毛が燃えるメカニズムをみせるために体毛は長いままになっています。

登場人物は4人

チャンネルを持つVeritasium(以下:V)。YouTuberの”physics girl(物理女子)”として活動するダイアナ(以下:P)。クリニックのスタッフ(以下:S)とカメラマン(以下:C)です。

0:00~0:35

ダイアナと一緒に、レーザー脱毛ができるクリニックに向かっています。目的は、このレーザー脱毛を科学的に分析するためです。

レーザー脱毛のスロー映像

0:35~

(V)「怖いよ・・・」
(P)「え、怖いの?」
クリニックのスタッフ(以下:S)「行くわよ・・・」

クリニックのスタッフがVeritasiumにレーザー照射

(V)「うわ、くっさ・・・」
(S)「ダイレクトに鼻にくるでしょ。レーザープルームっていうの。」
(V)「けむりのこと?」
(S)「そう、けむりのことをレーザープルームといいます。」
(V)「映像にはどう映ってる?」

0:58~

レーザー照射のスロー映像

1:07~

いま使ったレーザー光線の波長は1064nmで、裸眼ではみることができない赤外線のことです。

1:14~

レーザー照射のスロー映像

レーザー光線の特徴

1:18~

特殊なフィルターなしでビデオカメラは、6連射のレーザー光線をとらえます。6連射のうちの1回の照射はおよそ1.5mm秒です。
(V)「出力を少し上げる?」
(S)「ほんの少しだけね」
(V)「いいね!」
(S)「いくわよ」

1:32~

レーザー光線は1㎠あたり25ジュールです。
(S)「すごくよくできた!」
(P)「おーーーーー」
(全員)「おーーー」
(S)「5回の照射がすごくよく反応してる!」
(V)「まるで映画の『OK牧場の決闘(1957年の西部劇映画)』の銃撃シーンみたいだね!体毛が撃ち抜かれてるみたいだよ。やばいね!!」

2:06~

レーザー照射のスロー映像

2:15~

(S)「こんな風になるなんて思ってもみなかったわ。この映像のおかげで自分の仕事のおもしろさを再認識したわ。」
(C)「もっとよってみようか」
(V)「いいね!」

2:28~

レーザー照射のスロー映像

メラニンにレーザー光線があたる

2:52~

では、どんなメカニズムなのか説明します。黒色の目、肌、髪にはメラニンという分子がふくまれています。メラニンは幅広い波長を吸収し、なかでも紫外線をより多く吸収します。このメラニンのメカニズムは理想的で、有害な光線がふくまれる太陽光線からカラダを守ってくれます。

メラニンが光を吸収する分子

You Tube 「Veritasium」より引用

そして、メラニンが光線を吸収すると日焼けが起こり、肌内部にメラニンを増やす指示がカラダから与えられます。

レーザー脱毛では、黒い体毛、かつ周辺の肌が白いほど光線エネルギーが体毛に吸収されます。そのためレーザー脱毛には体毛が黒く、肌の色がうすい人が合っています。

3:28~

波長の長さとメラニン

YouTube 「Veritasium」より引用

グラフの赤い線で示した波長(1064nm)の赤外線がレーザー脱毛でよく使われます。(ヤグレーザーという脱毛機の波長にあたります)

というのもレーザー光線は水分やヘモグロビンにも吸収されてしまいますが、この波長ではメラニンの方が光線を吸収できるからです。

同じ理由で、もうひとつの赤い線の波長(755nm)のレーザー脱毛機もよくつかわれます。(アレキサンドライトという脱毛機です)

レーザー光線の熱エネルギー

3:40~

メラニンがレーザー光線を吸収すると体毛が100℃以上まで熱くなり、体毛を焦がし、体毛にふくまれる水分を飛ばします。体毛がふくらみ細胞の改造のようなことが起こります。

映像をよくみると、体毛の水分がふくらんだことで泡のようなもの(白い矢印)が生まれているのがわかります。

レーザー光線は、体毛そのものを焼いてしまうのではなく、毛根のまわりにある毛包(体毛を生み出す部分)を壊すことを目的にしています。毛根にレーザー光線を届けるためにはレーザー光線が体毛を伝っていかなければならないので、体毛をなくすために体毛を利用しているのです。

4:15~

体毛の断面図

YouTube 「Veritasium」より引用

この写真はレーザー脱毛をおこなった後の毛包の3つの断面図です。まん中にある毛包にはメラニンが少ししか含まれていなかったので、ダメージがほとんどありません。外側のふたつは、内毛根鞘と外毛根鞘が破壊されているのがわかります。

バルジ領域、毛包幹細胞、毛母細胞、毛乳頭

幹細胞情報データベースプロジェクトSKIP

60℃以上で細胞にダメージを与えることができます。というのも、60℃を超えるとタンパク質やコラーゲン分子の構造を破壊することができます。これを「変性」と呼びます。光線の熱が高ければ高いほど、照射時間が長ければ長いほど「変性」につながり、細胞を殺すことができる可能性が高いです。

体毛をつくり出す毛包に十分なダメージを与えることができれば、体毛が二度と成長することはありません。これがレーザー脱毛の目標点です。

(ちなみに、光脱毛では温度が60℃になります。しっかり分子の構造を破壊しつつ、肌へのダメージが少ないです。ただ熱エネルギーはレーザー光線に比べると弱いので回数が必要になってしまいます。さらに詳しくは下記の記事をどうぞ。)

ヤケドに注意

4:59~

レーザー光線はかなり短い時間で連射し、一点に集中して照射する必要があります。レーザー光線を体毛に照射し、すぐそばにある毛包にダメージが与えられたら、レーザー光線の熱が広がり過ぎないようにすぐ止めます。そして、もう一度短い時間照射します。

もし長い時間レーザー光線を当ててしまうと、毛包だけでなく、ダメージを与えたくない肌まで熱が伝わり、ヤケドしてしまうのです。なぜ今回の動画のように連射しているかというと、ヤケドを避けるためなのです。

5:30~

ただ、なんとも皮肉なことに気づくのです。メラニンは有害な太陽光線から肌を守ってくれます。というのも、肌内部を突き抜ける有害な光線をメラニンが吸収してくれるのです。

レーザー脱毛では、このメラニンの光線を吸収するメカニズムを使います。メラニンにさらに熱い光線をあびせることで体毛のまわりの熱エネルギーが増し、毛包の機能を破壊するのです。

なぜ剃毛が必要?

6:06~

通常レーザー脱毛では体毛を剃ってから行います。これには理由がいくつかあります。

1つ目は、肌の外に出ている体毛にエネルギーを吸い取られてしまい、毛根まで熱エネルギーが届かない可能性があるからです。

2つ目は、肌の外に出ている体毛が焼かれ周辺の肌にくっついてしまうと、その部分がヤケドしてしまう心配があるからです。

ただ今回のように映像をとるときに体毛を剃ってしまうと、反応は肌内部にしか起こりません。そうすると何が起こっているかわからず、つまらない映像になってしまいます。

6:25~

1960年、セオドア・メイメン(Theodore Maiman)によってつくられたレーザー光線は「なんの問題の役に立つかわからない」とされていました。その技術が今、ムダ毛処理に使われています。

いまや美容業界で「脱毛」は一番需要がある分野なのです!!

6:43~
本編とはあまり関係のない内容です。

レーザー脱毛の科学

レーザー照射のスロー映像は、2:28~、3:40~です。


Science of Laser Hair Removal in SLOW MOTION

以上解説でした!!

男性専用サロン

レーザー脱毛を行う際は、男性を専門に行っているクリニック、サロンがあります。女性も大丈夫な場所に行くと、女性用の脱毛器を使用することになってしまいます。男性のムダ毛は濃く、しぶといのが特徴ですのでご注意ください。

剛毛に強いゴリラクリニック。効果が高いです。

光脱毛のメンズキレイモとメンズクリア。肌のダメージが少ないです。

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以上、「レーザー脱毛のスロー映像」でした。

どうもありがとうございました!